瑠唯くんに言われた通り
あたしわ瑠唯くんの部屋の
前で立っていた



一人になると昨日の恐怖が
頭を支配して、また体が
震える


肩を両手で抑えて消し去る
ように頭をブンブン降った





『乃愛さん…??』


顔をあげると、目の前に
不思議そうな顔をした
翼くんが立っている


『こんなところで、そのような格好で…

どうしたのですか??』



「ぁ…、

この町を散策しに行こうと
思って。
そうしたら瑠唯くんが案内してくれるって言うから待ってるの

翼くんも一緒に行かない??

…あ、でも、用事とかあ『もちろん、行きます』」