「…瑠唯くん」



さっきまでのことが一気に
脳裏をよぎった


あたし、知らない男の子逹に
殴られそうになってて

…瑠唯くんが助けてくれたんだ


「ありがとう」



瑠唯くんが助けてくれなかったら、そう思うだけで体が震える