紅一点!?~元男子校のお姫様~










『えっ……??』





悠弥くんの腕の力が緩み、


あたしは悠弥くんから身体を
離して翼くんの前に立った




「翼くんの気持ちは嬉しいけど

でも、あたしは……」



『はい、分かってますよ』


「えっ??」



翼くんがそう言って
あたしの頭を優しく撫でた



『……本当に、
世話が焼けますね』


「翼くん……??」




『それでは、僕は先に戻ります

寮が閉まる前に戻ってきて
くださいね??』



そう言う翼くんの目はあたし
にではなく、


悠弥くんに向けられていた



『……努力する』


「??」




首をかしげているあたしと


その場に立ったままの悠弥くんを残して





翼くんは行ってしまった