「……なんで、」 翼くんがその事を 『あの時、僕も心配で保健室に行った時に 偶然、翔太と話していたのを 聞いてしまったんです』 「そうだったんだ……」 聞かれちゃったのなら 隠す必要はないかな、 「あたしね、見ちゃったんだ」 『何を、ですか??』 あたしは深呼吸をひとつして 「――悠弥くんが、 彼女と一緒にいる所を」 ゆっくり話した 言葉にすると辛くて、 胸が苦しくて あたしは泣いてる顔を 見られたくなくて 翼くんに背中を向けた