校舎の中は薄暗くて、 夜の訪れを予感させた 『な~んか、出そうだよね 暗い校舎って』 『んなのいるかよ 迷信に決まってんじゃん、 翼もそう思うだろ??』 『そうですねぇ 僕は自分が見たものだけ 信じますよ』 「……ねぇ、 そんな話やめない?? 本当に出たらやだし」 あたしはこういう話が苦手だ 『乃愛ちゃん、怖いの??』 「だって、 よく分からないものとか 好きじゃないんだもん……」 『そういや昔、お化け屋敷 に行ったときに怖いって 泣いてたな』 「もう、 みんなしてからかうんだから」