……あたし、
好きな人がいるから
あたしは、悠弥くんが好き
だから
「あたしは、好き……」
――カタッ
物置をした方を見ると、
保健室のドアの所に
悠弥くんが立っていた
「悠弥、くん……??」
だけど悠弥くんはすぐに
背中を向けて歩いて行って
しまった
『……乃愛ちゃん??』
ドアの方をぼんやり見ていたら翔太くんが少し悲しそうな瞳であたしを見ていた
「あ、ごめんね??
……あのね、あたし、
好きな人がいるの
だから、」
『知ってた』
「え……??」
『ずっと乃愛ちゃんだけを、
見てたから
それくらいわかってたよ
でも、ちゃんと気持ちは
伝えたかったんだ
――俺の本当の気持ちだから』

