「翼くんの着物姿って、久しぶりに見たかも」
『そうですね、
乃愛さんに彼女のフリを
していただいた時以来ですね』
「なんだかずっと前にあった
みたい」
『前、ですか??』
「うん、
みんなとはずっと前から一緒にいるような感じがするんだ
――って、図々しいよね??」
『そんなことないですよ』
翼くんの手があたしの手を
そっと持ち上げる
『僕もずっと前からあなたと
一緒にいるような気持ちに
なる時がありますから』
「えっ??」
翼くんの唇があたしの手の甲に触れそうになった時
「あっ!!
あった、あった
ここだよ“コスプレ喫茶”って」
「!!////」
誰かが来たからあたしは
慌てて翼くんから離れた

