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それからあっという間に時間は流れ





文化祭前夜の夜










あたしはあれから悠弥くんと
全然会話をしていない





明日から文化祭なのになー……


あたしはなんとなく寮の1Fに
あるロビーのソファーに座った



体がのみ込まれるくらい
ふかふかしていて少しだけ
心が休まる気がした





そのまま目を閉じると



――好きだってわかったのに



悠弥くんと話せなくなるなんて



どうしたらいいのかな……??






浮かんでくるのは悠弥くんの事ばかり





「はぁ……」



あたしが大きなため息をついた時






『こんな所で何してんだ??』