『悠弥って甘い物、苦手??』 『……別に』 それだけ言うと、翼くんの 所に行ってしまった 『?? 変なヤツ あ、俺ちょっと用事あるから またね クッキー本当にありがと~!!』 「……うん、」 ――いらねぇ 翔太くんの言葉は耳をかすめていき 悠弥くんのさっきの一言が あたしの頭の中をぐるぐる 回っていた