「瑠唯っ!!」 幼い僕はそこから動くことが できずに父さんの声しか聞こえなくて ――キキーッ ドンッ……!! 何かが擦れる音と鈍い音が 耳に入ってきた 僕は父さんに守られてかすり傷で済んだけど 『……父さん??』 僕の代わりに父さんが 死んだんだ