人通りが少なくて静かな街 夜もすっかり更けて大きな 満月があたし逹だけを照らしていて あたしは夜空に視線を向けて こぼれ落ちそうな月を見上げた 「きれー……」 お父さん逹と話ながら後ろ向きに歩いていたため道の交差点でバランスを崩した 「きゃあっ!!」 その時、あたしの後ろから 明らかにスピード違反の車が 飛び込んできた 逃げなくちゃ……!! 頭ではわかっていても体が 動かない 思わず目をギュッと瞑って 俯く キキーッ 「乃愛っ!!」