紅一点!?~元男子校のお姫様~










翔太くんの少し後ろから歩いて来たのは

悠弥くんだった







「……悠弥くんっ、」


『……』


「ちょっと、待ってよ」



思わず悠弥くんの腕を掴んでいた



「――ぁ、ごめん……」



あたしは慌てて手を離した



『……別に、



俺より翔太の所に行けば??』


「ぇっ、」




なんで、


なんでそんなに冷たい事を
言うの??



あたしは暗い終わりのない
所に突き落とされた感じがした




『用がないなら、俺行くから』


「……」





あたしに背中を向けて歩いて
行く悠弥くんにあたしは
なんて言ったらいいのか
分からずに、ただ黙って
立ち尽くしていた