『行くぞ、』 「ぅ、ぅん……」 悠弥くんに続いて森に足を踏み入れると 思っていたよりずっと暗くて 怖いという感覚だけがあたしの体を支配した 悠弥くんが持つ懐中電灯の 小さな光だけが頼りで あたしは悠弥くんの背中を 見失わないように追いかける 『……』 「……」 お互い何も話さないまま 歩いていく なんか、ものすごく気まずい 早く終わらないかな ……それよりも悠弥くんと普通に話せるようになりたい ひとりでそんなことを考えて いた時、 ――ガサガサッ