紅一点!?~元男子校のお姫様~










残されたあたし逹は尚ちゃん逹が戻って来るのを、特に話をするでもなくただ待っていた



あたしの不安な気持ちを表しているかのように、さっきまで明るかった空に暗い雲が出てきた




しばらくすると森の中から灯りがチラチラ光り、尚ちゃん逹が戻って来た



『見て見て~』



そう言って、走ってくる
瑠唯くんの手の中には
大きな貝殻が握られている



「きれい……」


『ね、
僕が見つけたんだよ』


『俺達が、だろ??』


『でも、とったのは僕だし』


『瑠唯が先に走っていっただけじゃん』


『えー『はいはい、お疲れさまでした
じゃあ次は乃愛さんと悠弥のペアの番ですね』』



不満でいっぱいの瑠唯くんの
言葉を無視して翼くんは悠弥くんに懐中電灯を渡した



その時に悠弥くんに何かを囁いた気がしたけど、その声は小さくてあたしには聞こえなかった