『だって……』 そう言いながら、瑠唯くんが チラッと穂積さんを見ると 穂積さんは何かを悟ったようにクスッと笑ってどこかに 行ってしまった 「……??」 『乃愛ちゃん、穂積さんと ばっかり話すんだもん』 「えっ??」 ボーっとしていたあたしは 瑠唯くんが言った言葉を 聞き取れなかった 『何でもな~い』 そう言いながら、一瞬だけ 強くギュッと抱きついてから 瑠唯くんはあたしから離れて 『僕、髪の毛乾かしてくる』 と言いながら、嬉しそうに 走っていった