「そう暗い顔をしなくても大丈夫、
ちゃんと考えてあるぞ」
おじいちゃんが子供みたいに
いたずらっぽく笑った
「乃愛には私がいない間、
我が姫宮家所有の伊豆にある
別荘に行けるように手配して
おいた」
「別荘??」
「景色は綺麗だし、プライベートビーチもあるし、楽しいぞ~
もちろん、友達を連れて行っても構わない」
「……本当に??」
さっきまでの不安がどこかに
消え去り、
今は夏休みが待ち遠しく感じた
みんなと一緒に過ごせる
今のあたしにはこれで十分
だった
「じゃあ、あたしを入れて
5人でお願いね」

