『ほら、さっさと始めるぞ』


「ぅ、うん」


『悠弥のばーか、意地悪っ
乃愛ちゃんが成績上位者に
ならなかったら呪ってやる』


「成績上位者……??」



なんで、成績上位者にならないといけないのかな



「なんで??」


『乃愛さんには、まだこの
学校のテストの事を教えて
なかったですね』


「……??」


『テストの結果、各学年上位5名が特別寮に入る事が許されるんです』


「え、でも、あたしが来たとき特別寮には4人しかいなかったよね??」


『それは4位の尚輝と5位の人の点差が開きすぎていたからですよ』