確かに近すぎて勉強に集中できないけど、



「邪魔、なんて思ってないよ??」


『集中してないといくら
教わっても意味ないだろ』


「それは……」



悠弥くんに心を読まれ、
あたしは言葉を返せなかった




『こいつは瑠唯と一緒だと
集中できないみたいだから
俺が代わりに教えてやるよ』


「えっ??」


『悠弥、ずるいよ!!』


『うっせ、
さっさと場所代われ』





あっという間に瑠唯くんは
悠弥くんに追い出される
ように翼くんと尚ちゃんの
方に行ってしまった