『みんな、明日は学校が
ありますし
僕の家の者に学校まで
送らせますね』
そう言って、翼くんは足早に
部屋から出ていった
外を見るともうすっかり
日が傾いている
冬に比べたら日がのびたけど、
夕陽が沈んだらすぐに月と
星を連れて夜がやってくる
『帰るか~』
『何か、僕、疲れちゃったなあ』
『……誰のせいだと思ってんだよ』
あたしも帰ろうと立ち上がる
と美羽ちゃんに呼び止められた
「あの、乃愛さん、
ちょっといいですか??」
なんだろう
「なぁに??」
美羽ちゃんと自分の目線を
合わせるように少し屈む

