あたしは立ち上がって 華穂さんの隣に座った 『乃愛さん……??』 「華穂さん、」 「……何よ、 わざわざ近くに来てまで 嫌味を言うつもりですの??」 「うぅん、違うよ ……華穂さんは翼くんが好き??」 「そんなの、 好きに決まってるじゃない」 「翼くんが神崎家の跡取りだから??」 「違うっ!! ……翼さまはあたしの事を “花開院家の娘”としてではなく、“華穂”として見てくれたの だからっ、」 「翼くんだから、好きになったんだね」