「今、お父さんもお母さんもおばあ様も出かけてていないけど、よかったら上がってください」 『えっ?? 今日はお見合いなんじゃ!?』 さっきまで明るかった美羽の表情が一気に暗くなる 「……お見合いなんて、 建前です 今日はお兄ちゃんの婚約者 候補の方が来るんですよ」 『婚約者候補??』 『じゃあ、乃愛ちゃんは……??』 「お兄ちゃんが神崎家の跡取りだから、 おばあ様がいろいろな方面の名家や旧家のお嬢様逹を候補としてお兄ちゃんに会わせようとしてるんです」