このままじゃ拉致があかない 「ね、瑠唯くん 離して…??」 あたしが困ったように言うと 嫌々な感じを見せながらも 離してくれた ひとつ深呼吸をして尚ちゃん と翼くんの方を向く 「…泣いてたあたしを たまたま部屋に来た瑠唯くん が慰めてくれてたの」 たまたまだなんて、瑠唯くん にしたら失礼なことかも しれない 申し訳なさそうに瑠唯くんの 顔を見る