乃愛ちゃんの部屋を出ようと
立ち上がった時に、机の上に
伏せたまま置いてある写真
たてを見つけた
ほんの好奇心からそれを見ると
乃愛ちゃんを中央に
お父さんとお母さん
らしい人が写っている
みんな眩しい笑顔を向けて
いて、この写真1枚だけでも
幸せな雰囲気が感じられた
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次の日に乃愛ちゃんが出掛けるって言ったのを聞いて
乃愛ちゃんに笑ってもらえる
ように
一緒に行くことにしたんだ
…なのに、
僕が何気なく聞いたことが
乃愛ちゃんをさらに苦し
ませるなんて、
全然考えつかなかった

