「特別寮は、学年の中で成績優秀者だけが入れる寮だよ。まあ、詳しいことは乃愛のクラスにいる特別寮の子に聞くといい。」


「え、そうなの??」



「ああ、それに特別寮の子は“キーンコーン カーンコーン”」


おじいちゃんが何かを言いかけたときにタイミングよく予鈴が鳴った。



何を言おうとしてたんだろ



「さあ、朝のHRが始まる。じゃあ、後は鈴原先生よろしくお願いします。」



その声を合図に
小野先生、鈴原先生、あたし
の順にペコッと一礼してから
学園長室から出た。