紅一点!?~元男子校のお姫様~




あの後、少しだけ町を見て
寮に戻った



みんなと別れて部屋に入る



改めて言葉にするとひどく
気が滅入ってしまう



寝室に置いてある家族写真
に目を落とす


あたしの大好きだった
お父さんとお母さんに
囲まれたあたしの写真


大切な物だったのに今では
見るのが辛い悲しい物に
なっている




自然と涙が頬をつたう



「…やだ、

あんなに泣いたのに」



思い出にして忘れようって、
決めたのに



「どうして、まだ…」