「…あたしのお父さんとお母さんね、
交通事故で亡くなったの
近くに親戚もいなかったから
おじいちゃんが学園長をしている“私立桜ヶ丘学園”に転校してきたの
まさか女の子があたしだけ
だなんて思ってなかったん
だけどね」
『ごめんね…
僕、無神経なこと聞いちゃって』
「気にしないで、
仕方ないことだから。
あたしにはおじいちゃんがいるし、
それから優しいみんながいるから平気だよ」
精一杯の笑顔をみんなに向ける
そうしないと、今すぐにでも
泣いてしまいそうだから
あの日からあたしは一歩も
前に進めていない
弱いままだ

