「ん?」



「私、美紀ちゃんと迅にぃが大好き。」


「え、なに?いきなり。つか俺じゃねぇんだ。」


眉間にしわを寄せそっぽを向くゆうちゃん。



あ、可愛い…けど、勘違いしてる(笑)






「ゆうちゃんに逢えたのは、迅にぃがあの合コンを企画して、」


私たちが出逢ったのは合コン。

それも私の従姉の美紀(ミキ)ちゃんが通う大学の生徒で
今は美紀ちゃんの彼氏の迅(ジン)にぃが企画したものだった。



「人数合わせに美紀ちゃんが歳を誤魔化してでいいからって私を誘ったからだもん。」


19と偽って参加し、そこでゆうちゃんと出逢った。


「もちろん1番はゆうちゃんだよ。」


笑顔をゆうちゃんに向ける。