私の大好きなモカブラウンの髪に、 二重なのに少し細くつり上がり きつく感じる大好きな焦げ茶色の綺麗な瞳。 「秘美?」 私の大好きな低く少し掠れた声が しっかりと私の鼓膜を揺らす。 その声に逆らえない私はゆっくり顔をあげる。 ふわり、と少しだけ甘い大好きな匂いが私の鼻に届く。 「ゆうちゃんっ」 大好きな人の名前を呼んでみる。 松本 祐之、23歳。 職業は英語を教える新米高校教師。 そして私、菅村 秘美はこの春高校2年生。