あのあとみんなでグラウンドに戻り、十優ちゃんと別れ今から午後の部を迎える。
お昼を過ぎると地面からの照り返しも加わり、午前中と比べるとずっと暑く感じる。
「さすがに午後は暑いね~」
「だね~。借り物競争でよかったよ」
タオルを頭から被り、眩しさに思わず目を細める。
「そういえば去年も借り物だったよな?」
「そうそう!二人走ってんの見てたし。あんときはなに借りとったっけ?」
「苺が小学生以下の子供で、私はサングラスだったよ」
そういえばあのときは、なぜか、サングラスかけた子がいっぱい集まってくれたんだよね。
しかも他校の男の子ばっかりだったし。
まぁ結局、当時実習生だった迅にぃが貸してくれたんだけどね。
「あのときの男の子たちの量は印象強かったねー。私のあとだったから余計覚えてるよ」
「実はな、俺の兄貴混ざっててん」
「まじで!?」
…三人ハモったのは言うまでもない。

