天然彼女×いじわる彼氏

授業が始まると、女は寝始めた。


翠は、菓子食べてるし…。

風磨は、ゲームしてるし。

岬は、きっと女とメール。


すると、いきなりくるっとこっちに向き直った女。


「ねぇ、わざと笑うの止めたら?」

「あ?」

すると三人も振り返りながら…

「よくわかったね、楓ちゃん!すごーい!」


「楓、そういうの察するやつだからな。」

「そうなの?」


なんて言っている。


「前を向け。」

「「「はーい。」」」


「おい、お前。なんでわかった?」

いままで話すまで、わかったヤツは一人もいない。


「うーん、自分がそうだったから?」


「は?」


「無理に笑わなくても、いいんじゃない?」


「…」


「あんたの周りは、ちゃんとあんたのことわかってくれてると思うよ。」


「…あぁ。」


「大丈夫だよ。ちゃんと笑えるから。」


微笑みながら、そう言った。


俺は、その一言で安心したんだ。


なぜかわかんねーけど。

「あんたじゃなくて、瞬ね。」


「うん。お前じゃなくて楓ね。」


「おぅ、楓ありがとな。」

「うん。」