辛くて、甘いカラダ

ガチャ―――
「お待たせー、奈々子ちゃんのご登場です」

「ちょっと亜稀…」

「いいから、いいから。さぁさ、座って、座って」

「もぉー。」
亜稀はいつもこんな調子だ。
でもそれが亜稀の良い所なんだけど。
えっ、亜稀って確か彼氏がいたのに…
亜稀はこのまえ同じ大学の誠也くんと付き合ってたのに。
私と亜稀は同じ大学だから何回か逢った事がある。

「ねぇ、亜稀。誠也くんはいいの?」

「えっ誰それ?私、しらなぁーい」
この様子だと別れたらしい。
亜稀はいつも彼氏と別れると、
元彼の存在を消す。
次の恋に早く進みたいだとか…

「奈々子ちゃん!俺、直哉。よろしくね」
わぁ、一番苦手なタイプが来た。
香水臭くてチャライ。