私にも何がどうしてこうなったか分からない。

私は、宮本菜々子。大学2年生。
私の人生はごく普通のものだった。
両親も優しく、成績だってオール3だった。
私は小さい頃から将来もこんな普通の生活を
送るもんだと思ってた。
修二にあの日出逢うまでは…

それは、真夏のとても暑い日だった。
「菜々子、俺たち別れない?」

「えっちょっと待ってよ!なんで急に?」

「俺さぁ菜々子とヤっててもつまんないんだよね」