教室の中から、萌乃の声が聞こえた。 声は震えていて、 緊張している様子がこっちにも伝わってくる。 「...だから、このチョコを受け取ってください」 「...うん。ありがとう」 もう一人、男の子の声も聞こえてきた。 亮介君だった。