暫くして一樹さんが戻ってきた。 「ごめんっ! 愛莉ちゃん。今から又会社に戻らなきゃならなくなったんだ。」 …そんなあ。 「…そっか。お仕事なら仕方ないよ」 「本当にごめん。今度又埋め合わせするから。あ、ここ払っとくね」 一樹さんは帰る準備をして伝票を持った。 「…うん。」 ちゅっ… 「い、一樹さん?!」 一樹さんはキスをしてきた。って言っても、頬っぺだけど。