────── ─── ─ PM07:00 私は丁度、"彼氏"といた。 というか、駅前のカフェに呼び出された。 ──そう、この時は "彼氏"だった。 「あっ!」 「ああ、愛莉ちゃん。呼び出して悪いね」 私はいつもの笑顔で手を振る。 「ううん。久々に一樹<イツキ>さんに会えて嬉しい!」 「僕も愛莉ちゃんに会えて嬉しいよ。ここんとこ仕事がたてこんでてね。会えずにいてごめんね?」 一樹さんは眉を下げて謝る。ああ、今日もかっこいいな。