「あともう少しだ!がんばれ!」 "──チン" 俺は走って 自分の部屋の鍵を開けよう、とするが。 鍵! 鍵が無い。 焦ってジーンズのポケットに手を突っ込んでみたが、鍵のある気配がない。 嘘だろ! 落ち着け。 ポッケに入れたはず。 「ゔゔー」 「ちょ、吐くな!あと少しだ!」 急いで回想する。 えーっと。