たたずんでても分からないもんは分からない。 数字の解読については後回しにして、あたしは目的地へ歩き出した。 あたしの家とは反対側、駅の西口からスタートしてる。 日中なら階段使えば反対側に行けるけど、残念な事にシャッターが降りてて抜けれそうにない。 「ふぅ~、回るか。」 智幸の意図も。 辿り着いた先に何があって。 何が待ち受けているかも。 分からないけど、行けばきっと答えが待ってる。 智幸との答えが。