緑色の液体がシュワシュワ上げる気泡をストローでグルグル回していると、 「聞いてますか!?」 バンッとテーブルを叩いて怒鳴った。 「分かってるんですから。ソレだって智君と同じじゃないですか。」 彼女が指すソレをあたしも見た。 確かにお揃いだ。 `あいつ´の去年の誕生日にあたしがあげた物だから。 やれやれと思い、ソレを手に取り ―――カチンッ ジッポに火を点けた。