悪戯メールも電話も、そうじゃないかとは思ってた。 彼女から`あいつ´の名前が出て確信に変わった。 今更と思う反面、何て楽しいシチュエーションに出くわしたんだと。 彼女にバレないように心の中でニンマリ微笑んだ。 「ちょっと聞いてるんですか!?」 ご立腹な彼女を無視して、あたしは呼び出しボタンを押した。 直ぐ来た店員にポテトとドリンクバーを注文した。 だって、話が長くなるかもしれないじゃない?