「そーなんだ…いいなあ…」
「良くないよ、アイツ目立つからあたし怖くて、幼なじみって公表したことないし」
「亜莉沙なら大丈夫だよー」
…どういう意味?
…ヤリまんで知れ渡ってるって?
余計なお世話だよ。
「じゃあさ、じゃあさ!!」
いきなり立ち上がったため、テーブルがぐらっと揺れて、今度はここあのレモンティーが零れる。
あたしのは持ってたから平気だったけど。
「何?」
「そのうち同居しちゃったり!?」
………………。
ジョーク…だよね?
「そっんな訳無いじゃーん!」
はは…乾いた笑いしか出ない。
ヤバいよ、ヤバい。
ここあめちゃ疑ってるよー!!
「亜莉沙…まじ?」
「…………」
沈黙を肯定と取ったらしい。
「そっかぁ…」
軽蔑…されるよね。
どんだけ軽い女なんだって。
ここあの顔を見るのが怖くて俯くあたしに、ここあはクスリと笑ってこう言った。
「何か理由があるんでしょ?」
「ここあ…」
あたし多分今泣きかけだ。
大好きなここあの笑顔がぼやけてるもん。


