□■□■□ 「なぁ、亜里沙」 「ん?」 「…愛してる」 そう言って、彼の大きな温かい手があたしの冷たい手を包み込む。 あたし達がもう一度惹かれあえたのが運命だとするのなら あたし達を繋ぐ赤い糸はあるのだろうか。 見つけた赤い糸は手繰り寄せれば千切れるほど 頼りない、細い、ただの糸でしかない。 ならば、しっかりと。 ぎゅっと。 もう離れないように手を握ろう。 赤い糸なんてあたし達には必要ないんだと。 「あたしもだよ」 愛しい彼の手を 力強く握り返した。 ☆fin☆