「光梨楓さん」
「はい」
「貴方は妃崎亜里沙さんを1番に愛し、共に歩んでいくと誓いますか?」
「もちろんです」
「妃崎亜里沙さん」
「はい」
「貴女は光梨楓さんを1番に愛し、支え続けると誓いますか?」
「もちろんです」
「それでは、誓いのキスを」
品の良さそうな少し薄めの唇があたしのそれと重なり合う。
触れ合うだけのキスは、神聖なものに思えた。
ちゅっ…とリップ音を響かせて離れた綺麗な顔は真っ赤で
「…見んな、バカ」
大きな手から覗く紅色の頬に口元が綻ぶのを堪えられなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…