――――― ―――― 「楓……か、えでぇ…っ」 ……会いたい、君に。 こんな汚れた俺を君は軽蔑するかもしれない。 こんな俺に想われることは、迷惑で、汚点で、引け目かもしれない。 それでも、俺はひっそりとなら君を想っても……、良いかな? 君と彼女を重ねてみても…、許される? 「名前…よ…んっ……で…」 君にキスして、君を愛してるんだって、錯覚しても 「愛してるよ、亜里沙」 今だけ、許して――…