呼ばれた方を向くと
「なにー?」
クラスの結構仲良しの子が居た。
茶髪にピアス。
短いスカート。
いわゆるコギャル系の元気な子だ。
見た目はびっくりするぐらいメイクが濃いけど、話してみると明るくて楽しかったりする。
「どしたの?」
あたしが首を傾げると、その子はあたしの机の上のケータイを指差した。
今日はここあの席で食べていたから、自分の席とはちょっと離れている。
…そうか、ケータイ置いたままだった。
スカートのポケットを探ってから気付いた。
「ケータイさっきからずっと鳴ってるけど」
ああ、なるほど。
「投げてー!」
「了解ー!」
少し歩けば良いものの、めんどくさくて投げてくれるよう頼む。
相手もそうだったんだろう。
早速投げる用意をしている。
「ええ…っ!?」


