幸せの鐘が鳴るまで



そう言った途端に、クラスはざわつき始めた。

愛海は絶対自分はターゲットじゃないと確信していた。


「いいじゃん!おもしろそう!!」


クラスの中心に居るような人達は次々に歓声をあげた。


「はい、じゃあ多数決でやるかどうか決めるからぁ~、美帆ぉ!多数決とってぇ。」

「了解!」

真衣は自分のグループに居る、
吉沢美帆(ヨシザワ ミホ)に頼んだ。

「はい、じゃあ賛成の人挙手~。」

クラスの半分が手を挙げた。
もちろんその中には愛海も優志も手をあげていた。