幸せの鐘が鳴るまで



「何が…あと少しなの…。」




愛海がそう聞くと、康孝はニヤニヤ笑って叫んだ。



「復讐の時だよ!
 僕を今までいじめた奴を一気に殺すんだ。」



愛海はおかしくなっていた自分から、正気に戻った。


「それが……あなたの幸せ?」




「あぁ、そうだよ。僕が開発する予定の特殊な器具を使ってね。」


愛海は康孝を危ないと思ったが、少し興味を持った。



「そう…。」




「もちろん、福原さんは殺さないよ。
 だって仲間だから。」








仲間だから
仲間だから
仲間だから






愛海はまた気絶した。