「まぢで!?超うけんね!!」
「キャハハハッ!!」
とある私立中学3-2。
今日も、クラスの中心グループが騒いでいる。
その中に福原愛海(フクハラ アミ)は居た。
楽しいから居るのではない、自分の価値観をあげる為だった。
愛海は成績優秀でルックスも普通であったが、1人で居ると誰にも注目されない。
だから嫌々ながらも、クラスの中心グループに居るわけだ。
そのグループに入ってからは、愛海に彼氏ができた。
岡井優志(オカイ ユウシ)、ルックスは良くて女子からの人気も高い。
さらにクラスで成績がTOPだ。
今は中心グループを離れ、優志と二人で勉強をしていた。
最初は中心グループの中でも中心の、
高山真衣(タカヤマ マイ)と付き合っていたのだが、真衣の束縛で別れたらしい。
「つか、最近超暇じゃね?」
真衣が机に座りネイルを塗りながらそう言った。
この学校は校則が厳しくなく、先生達も怒りはしない。
何故ならこの学校は某有名会社の社長の娘などというような生徒が多々居るからである。
だから真衣はスカートが短く、髪の毛も明るくそめたりしていた。
もちろん不要物もたくさん持ち込んだりしている。
それが当たり前だからだ。
「暇じゃねって聞いてるんだけど!!」
クラスは静まり返った。
「ゴメンゴメン!確かに暇だね~。」
真衣にまとわりつく数名が焦りながらそう言った。
すると真衣がニヤニヤしながら教壇にあがった。
「はい、注目~!今からゲームをします。」
するとクラスの皆の大半が少しビクビクしながら真衣を見た。
真衣のとりまき達が一斉に、
「何のゲームぅ!?」
とふざけたように言った。
「い じ め ゲームだよ。」