SWIMMING*SCHOOL


ちょっとちょっとやばいんだけどまずいんだけど!?


かっこよすぎでしょ、イケメンすぎでしょ、神がかってるでしょ!


「いつも歩いてここ来てる?よね?」


「あ、はい。でも私、一人で大丈夫です」


「いやいや。こんな夜まで付きあわせて一人で返すとかあり得ないから。第一俺が心配だし」


「…でも今日夜まで付きあわせたの、どちらかというと私ですよね?」


梶原コーチはフッと笑って私の頭に優しく手をおいた。
まだ濡れているボサボサの髪をくしゃっと撫でて。


「まあな。どちらかというとというより、完璧上原さん…間違えた」


そこまで言って、梶原コーチは私を見据える。


「凛」