SWIMMING*SCHOOL


赤い板に再び着地して顔をあげて驚いたのが,
その赤い板はコース端から10メートル地点のところに置かれていた。


随分と長い10メートルだったなあ。


するとばっちり梶原コーチと目が合う。


「形はそれなりにできていたけど息継ぎのタイミングが合わないな。
ゆっくり慌てなくていいからタイミング合わせてごらん。
じゃないと水吸っちゃうよ。
あ,あと手の動きに気をとられすぎ。バタ足頑張って。」


梶原コーチはそれだけ言うと,
私から離れ,江原くんのほうに手を差し延べに行ってしまった。


近かったな…


ピンクのフィルター越しの梶原コーチだったので真っ直ぐ顔を見ることができた。

ゴーグルってまぢでナイスだな。