大島君は眉をひそめた。 そして、長い綺麗な指でそっと私の前髪を横に流した。 「・・・ちょっとおでこ赤くなってる。 さっきぶつけた?」 「え・・・? って、あぁ・・・それ、赤堀にでこピンされただけだから」 大島君は吹き出した。 「何だ、そっか。 つーか、でこピンね~ あははっ」 「笑わないでよ」 大島君って・・・格好良いよな~・・・。 普段は割りと大人っぽくて、端正な顔立ちだけど・・・笑うと急に幼く見える。